ブセファランドラsp.クアラクアヤン2

ブセファランドラ

特徴

クアラクアヤンはtype1と2がありますが、ここでは2を紹介していきたいと思います。
クアラクアヤン2は先端に向かって幅広くなるような長めの葉っぱが特徴です。
ブセの中では中型種に分類されるようです。
また、光沢のある渋い銅色の様な色彩も魅力的です。
私は水中でしか育てたことはありませんが、水上と水中どちらも育成は可能です。
ですが現地では水上に自生していたとのことなので、水上の方が得意なのかもしれません。
難易度に関しては難しい種類ではありませんが、経験上では水質の変化や悪化で葉が溶けやすい気もします。
クダガンの様に有名なファーム物があるわけではありませんが、比較的ポピュラーな種類なので入手は容易です。
私は初心者にはクダガンの次におすすめしたいと思っています。
その理由は後述の育成記録を見て頂きたいです。

由来

ID便で有名な出射氏が、Kuala Kuayanの北部地域で2種類採取したのが最初の様です。
滝つぼの水中で採取した種類がtypeⅠ、水上で採取した種類がtypeⅡと名付けられたようです。
詳しい状況は水草・熱帯魚通販の「Natura」さんの記事に載っているので是非見に行ってください。
リンクを貼っておきます。

ブセファランドラ sp. クアラクアヤン北部産 タイプⅡ - 熱帯魚・水草 ナチュラ
販売価格 出射氏コレクション ありがとうございます。完売です。 概要 ウェーブの少ない素直な長めの葉を展開し、

TB便で有名な季子氏も出射氏採集のtypeⅡを育てているそうです。
画像が載っている記事が有ったので紹介しておきます。

Bucephalandra sp."Kualakuayan"北部産 タイプⅡ
中央カリマンタン州のサンピット水系のブセファランドラです。 スファエリクティス・アクロストマやパロスフロメヌス・パーブルスなんかが生息する水系ですね。 サンピット川は別名メンタヤ川とも言います。どちらでも間違いではありません。 僕はサンピット水系は何度も入っていますが、このブセは採集したことはありません。なんでこの株...

育成記録

私はクアラクアヤン2をビブリスだと思って育てていました。
当時ブセについて詳しく無く、ショップでクアラクアヤン1を買おうとしていました。
しかしタッチの差で先に買われてしまい、水槽にマーカーで「ビブリス」と書かれている隣のブセを買うことにしました。
購入した時は、ボリュームもあるし深緑色の渋い色も良いぐらいにしか思っていませんでした。
水槽に馴染んでくると、ショップでは分からなかった素晴らしい色が出てきました。
その時の画像がこちらです。

見る角度によっては深緑色ですが、上から見ると銅色の光沢の葉に青い葉脈が通りとても美しいです。
この種類との出会いでブセの印象がかなり変わりました。
こんなに美しいならもっと育てたいと思いましたが、ビブリスで調べてもどうも違う様子。
ビブリス特有のウェーブが強い細葉でも無いですが、育成環境でこうなるのかなとビブリスだと思って育てていました。
しかしこの水槽内で葉に穴が空くのが止まらなくなる現象が爆発的に広がり、残念ですがこの株はほぼ瀕死状態になってしまいました。
もっとブセを小分けに管理しておくべきでした。マジで悔やんでます。
(同じ飼育水を循環させていた他の水槽は大丈夫だったので原因は不明。葉に点々と穴が空いていた小さいブセを入れてから広がったので、只の水質悪化とは違う気もします。)
現在写真の株は小さくなった茎から再起を狙っています。

この美しい葉をもう一度見たいということでブセの種類を調べていると、どうもクアラクアヤン2の特徴と似ていることが分かりました。
そこでチャームさんでクアラクアヤン2を購入し育ててみました。
最初は葉の色は似ていますが、葉脈が青くなりませんでした。
しかし、ソイルに植えている株からはそれっぽい葉が出てくるようになりました。

DCIM100GOPROGOPR0272.JPG

写真の株はライトが良く当たる場所ですが、普段は葉っぱで隠れている部分に薄っすらと青い葉脈が入っています。
もしかすると光量が少ない方が、以前の様な色合いが出やすいのかもしれません。
まだ葉脈や葉の発色は何の要因によって変わるのかは分かりませんが、前の株の発色を目指して育成を続けていきたいと思います。


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