特徴
ビブリス(biblis)はアクアフルールのファーム物が多く流通しており、クダガンやティア等と並ぶメジャーな種類です。
大きさや形はクダガンと似ておりますが、こちらの方がよりウェーブの掛かった細葉になりやすく、暗く光沢のある葉になるようです。
育成は水上と水中どちらも可能で、ブセファランドラの中では特に水質に敏感という訳でもないです。
アクアフルールのファーム物は入手も容易なので、初心者におすすめ出来る種類です。
しかし、ビブリスという名前が付いている種類は実のところ沢山あります。
ビブリスより明るい緑色のビブリススカイブルー(東南便)、ラメが強めのシルバービブリス、入手は困難ですが便物と呼ばれる採取者由来のもの‥等の沢山の種類が流通しています。
ビブリスの特徴であるウェーブ強めの細葉が気に入った人は、コレクションで集めてみても楽しいかもしれないですね。
由来
ビブリスは恐らく採取地名のbiblisから来ていると思われます。
少々自信が無いのは、biblisという地名がネットの検索に引っかからないからです。
地図にも乗らない程にローカルな地名なのかもしれません。
大まかな自生地は西カリマンタンのSekadauの様です。
Kn便で流通したものとアクアフルールのファームものは形は似ているような気はしますが、同じものかは分かりません。
Kn便のものは2012年から流通していたようです。
ビブリスの中でも変わり葉、RED Leaf type、ピンク‥等のバリエーションもあるようです。
kn便の写真が載っているブログがありますので、気になる人は確認してみてください。
https://bucephalandra.blog.ss-blog.jp/2012-02-10 (Biblis)
https://bucephalandra.blog.ss-blog.jp/2012-07-15 (Red Biblis)
育成記録
CO₂添加無し・貧栄養・砂(ソイルが散らかっている)という環境で育てていますが、普通に成長してくれています。
ただし水中に沈めて1年半程経ちますが、葉が7枚程しか出ていません。
増やしたいならば栄養とCO₂添加は必要だと思います。
下の方の比較的幅が広く、深緑色の葉が水上葉です。
環境にも依ると思いますが、水中葉の方が光沢のある細葉が出やすい気がします。(貧栄養の所為かも)
沢山流通しているメジャーな種類ですが、綺麗な色の細葉が魅力的ですね。
正直、店で売られている時はそこまで魅力的に感じていませんでした。
しかし育ててみると、形が変わったり色が変わったりでかなり面白い種類だと思います。
何より入手が容易なので、これから群生を楽しんだり、レイアウトに使ったりしていきたいです。
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